川崎研究室

 川崎研究室では、現代社会における経済の仕組み、明治時代から後の日本の歴史、課題探求能力や問題解決能力を高める勉強方法の3点について、授業と研究をほかの社会科の先生と協力して担当しています。


 現代社会における経済の仕組みを扱う授業は、2年生で開設していて、高校社会科の「政治・経済」に近い科目です。明治時代から後の日本の歴史を勉強する授業は、5年生で勉強する授業なので、大学1~2年生レベルの内容も取り上げます。高専で経済や歴史の授業は必要ないように思うかもしれませんが、現代社会を支えている科学技術の大部分は明治時代から後の歴史のなかで形作られたものです。そして科学技術の発展が私たちの暮らしを変え、それが経済や社会の仕組みも変えてきたのです。そのようなわけで、歴史や経済の仕組みを学ぶ必要があるのです。


 課題探求能力や問題解決能力を高める勉強方法とは何でしょうか。本校の学習・教育目標に「情報収集や自己学習を通して常に自己を啓発し、問題解決のみならず課題探求する能力を身につける」とあります。これは「習ったことのない問題を解決できる能力を獲得」することによって身につきます。課題探求能力や問題解決能力を高める勉強方法がまさにこれにあたります。授業では、学術情報の調べ方、統計データの使い方、論理的に物事を考える方法、科学的な文章の書き方、レポートの書き方、口頭発表の方法などを学んでゆきます。話しで聞くとむつかしいかもしれませんが、すべて自分で調べたり、書いたりして実践的に学習してゆきます。この授業は2年生から5年生まで、段階的に学習を進めていきます。




川崎研究室担当の授業


・現代社会における経済の仕組みを扱う授業

 人文・社会科学概論A

・明治時代から後の日本の歴史を学ぶ授業

 人文・社会科学基礎ⅡB(コミュニケーション情報学科のみ)

 近代経済史(コミュニケーション情報学科のみ)

 産業経済史

・課題探求能力や問題解決能力を学ぶ授業

 社会科学調査法

  人文・社会学演習B

川崎研究室の場所